参考書選びの罠
先日、ある後輩に食事会のため自宅に招かれました。
部屋に入ると、本棚には実に多くの英語の参考書が並んでおり、ざっと見ただけでも20冊ぐらいはあったかと思います。『あ~よく頑張って勉強しているんだなぁ』と感心していたのですが・・・
僕 『めっちゃ、参考書あるね。全部やったの?』
後輩 『いや~最後までやったのは3冊ぐらいですかね・・・』
僕 『全然やってないやんwやってて、しっくりこなかった?』
後輩 『そうですね・・・なんか無駄にした気分です。どうすればいいですかね。』
受験生を含め、これまで多くの学生さんのフォローをしてきましたが、こういった悩みを持っている人は実は以外に多くいるんです。参考書を張り切って買って1カ月たっても半分のページも終わってないとか。中には買ってから一度も開いたことがないという学生さんがいた時はさすがに驚きました。
なぜこんな事が起きてしまうのかというと、参考書選びが間違っているというケースが多いのではないかと。書店に行き、語学コーナーに行けば分かることですが、今や英語の参考書なんて何百冊とあります。
その中からどの参考書がいいか選ぶとなった時、だいたいの人はパーッとページをめくっていって『やりやすそう、デザインが好き』などの判断を基に選んでいるのではないかと思うのですが、僕の経験、後輩たちが最後までやり遂げた参考書に共通してある3つのポイントがあるのでそれを今回は紹介します。
3つの基準軸
Point① : 3分の1の法則
これは、あなたがやってきたパーッとページを見たときに、だいたい3分の1程度の問題が解けると思うものがベストな参考書の基準と言えます。もちろんですが、すでに全部解けるような簡単な参考書をやっても何も新しく学ぶものはありませんし、反対に全部分からない、サッパリだというような参考書をやっても難しくてそれこそすぐに本棚行きです。分かる問題で確認しつつ、分からない問題をやりながら知識を深めていく。その最もたる配分こそ3分の1の法則です。
Point② : 解答は別刷り
次のポイントは解答部分が別冊子になっているものを選びましょう。たまに、解答が問題部分と同じになった1冊の参考書がありますが、答え合わせのときにかなり苦労します。問題と解答を行ったり来たりしていると、ややこしくなるため、そういった参考書は避けた方がいいです。そしてもう一つ言うと、問題部分よりも解答部分の方が多い、つまり解説が多い参考書がベストです。答えだけの参考書なんて何の勉強にもなりません。
Point③ : 最後のページを見よ
最後のポイントはその参考書がどれぐらい更新されているかというポイントです。それを知るために最後のページに書かれている『版、刷』に注目してください。版はバージョンのこと(初版、第二版など)、刷は何回刷り増しされているかを示しており、どちらにせよ数字が大きいほど信頼性が高いです。昔のものより最新のほうがいいということです。
やる気出ないのはそのため
後輩のように、間違った参考書選びはモチベーションの低下ややる気を落としてしまいかねません。最後までやり遂げられない自分にガッカリして勉強できなくなるなんてことはよくある話ですし、何よりもせっかく買った参考書を無駄にするのは非常にもったいないです。
参考書を最後までやり、ボロボロになるまで使ってこそ参考書の価値が発揮させるものであり、やる気の向上、もっと勉強しようという気持ちにもなります。
そのために、正しい参考書選びの3つのポイントを今回は紹介しました。上記の条件を満たしたうえで、あなた自身がしっくりくる参考書を勉強のパートナーにしてください。
ぜひ、参考にしてみてください。
From : Shota Chiyoda
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